結納・顔合わせ
結納とは
結婚には「婚約」「挙式」「入籍」と三つの大きな節目があります。
最初の節目が婚約であり、その婚約を正式に整えるという儀式が結納です。
字のとおり、両家が「結」びついたことを祝い、贈り物を「納」め合うということ。
日本独自の伝統儀式である結納を済ませたら、おふたりの婚約がより公のものとなります。
結納の進め方や用意する結納品は、地域や家によって風習がそれぞれ異なることもあるため、
両家ともに相談を重ね納得のいくかたちにすることが成功の秘訣です。
結納をなぜ行うのか
気持ちの上で大きな節目になり、また責任や覚悟を新たにする大事な儀式となります。考え方や生活習慣の違う両家がこの結納を通して歩み寄ることで、今後の親戚付き合いをするうえでお互いが尊重し合いながらお付き合いができることでしょう。「けじめがついた」「略式でも結納はしてよかった!」というのが大半の方の感想です。
結納と顔合わせの違いとは
日本の伝統的な婚約の儀式として結納がありますが、近年、結納の代わりに両家の結婚前の挨拶として「両家顔合わせ/食事会」を行なうカップルが増えています。もともと結納は、“ゆいのもの”と呼ばれ、2つの家が新しく婚姻関係を結ぶために、男性側の家族がお祝いの席へ酒肴の現物を女性のもとへ持っていき、女性側の家族は料理を出してもてなしました。その形が省略され、儀式的な部分は省いて両家の親睦を深めることを大きな目的としたのが、顔合わせ食事会です。しきたりを重視することなくカジュアルに行えることから人気が高まっています。顔合わせ食事会には、特に決まった流れや儀式的なものはありませんが、婚約の証として婚約指輪などの婚約記念品を交換するケースが多いようです。
結納の日取り・スタイル・結納品
結納の日取り
結納と顔合わせ食事会のどちらの場合も、式の「3~6ヵ月前」に行なうのが一般的。
基本的に大安、そして友引、先勝(午前のみ)先負(午後のみ)が好まれますが、両家が集まりやすい休日を優先するなど、最近ではあまり気にしない人も増えているよう。
結納のスタイル
結納には「正式結納」「略式結納」、そして「関東式」「関西式」とそれぞれスタイルがあります。
結納品の飾り方や結納返しの有無なども地域によって異なってきますので、結納を行う場合は正式・略式だけでなく、どちらのスタイルで行うのかの確認も必要です。
結婚前に両家の親交を深め、ふたりが婚約したことを確認するための大切な儀式ですので、それぞれの特徴やメリットを知り、両家の意向が一致する方法を選びましょう。
- 正式結納
- 仲人が両家を訪れ、一定の形式で金品を贈る儀式。
本来は帯や着物地などに縁起物を添えて贈りますが、現代では帯や着物の代わりに結納金を贈るのが一般的になっています。
最も格式高い結納ですが、仲人の負担が大きく手間もかかるため、最近ではあまり行われなくなっています。 - 略式結納
- 両家がどちらかの家やホテル、料亭などに一堂に会して結納を交わすスタイルで、結納品(目録)の数も減らしライトなスタイルで行います。
最近は仲人なし、記念品として婚約指輪を贈る「略式結納」が主流。 - 結納代わり顔合わせ
- 両家を紹介し合うために、会食の席を設けます。堅苦しい空気が苦手、という人に人気のスタイル。
結納金の代わりに結婚記念品の交換を行うケースも増えています。
結納品
結納品は円満・長寿・子宝繁栄などの伝統的な縁起物を様式化したもので、品数も九品・七品・五品などの奇数で整えられていますが、
地域や形式によって内容が異なります。両家で食い違いがないよう事前に相談しておくのがマスト。
結納の品々に込められた願いや意味を知ることで、より深く 意義深い結納式になることでしょう。
正統派結納品 関東式 九点セット
長熨斗・御帯料(結納金)・寿留女(するめ)・友志良賀(ともしらが)・子生婦(こんぶ)・勝男節(かつおぶし)・末広・家内喜多留(やなぎだる:酒代)の九点飾り。男性側・女性側ともに結納セットを用意し、ご両家で取り交わす形式が正式な形です。
略式結納品
形式にとらわれずフォーマルな形で結納式をしたい方、また顔合わせ食事会でシンプルにお渡ししたい方におすすめ。
結納金メイン
指輪メイン
結納返し
結納返しのセットもご用意しております。
グリーンを基調とした紙となります。
結納当日の流れ・座る位置
結納の流れ
1.両家挨拶
2.男性側の母親が結納品と目録を女性側に渡す
(目録とは結納品の内容を記した書類)
3.女性側の母親が受書を男性側に手渡す
(受書とは目録に対するいわば領収証のようなもので、「婚約の印として結納品を確かに受け取りました」という内容を記した書類)
4.女性側の母親が結納品(結納返し)を男性側に渡す
5.両家挨拶
伝統的な結納にふさわしい、セミフォーマル以上のきちんとした服装を心がけましょう。
両家の格にばらつきが出ないよう、前もって打ち合わせしておくのがおすすめです。
仲人をたてない略式結納は、男性側の父親が進行役を務めるケースが多いようです。
座る位置
しきたりを重んじる場合は家(父親)主体、本人同士の結びつきを重んじる場合は本人主体の席次を選択するとよいでしょう。
席次は各地のしきたりによって変化する場合がありますが、下記の席次がごく一般的なものとなっております。
本人主体
本人が上座に座り、続いて父、母の順で着席します。
本人同士の結びつきを重視する関東地方に多い席次です。
家(父親)主体
父親が上座に座り、続いて母、本人の順で着席します。
家と家との結びつきを大切にする地方で一般的な席次です。関西地方や東北地方、九州地方などではこの形式で式を行うことが多いようです
写真撮影
館内には写真室も併設していますので、
お着物に着替えたままスムーズに写真撮影が可能です。
お食事会
季節の素材を生かしたフランコイタリアン、洋会席、和食のご用意が可能です。美味しいお料理と、これからご家族になられる方との歓談のひとときに、
アットホームなおもてなしをさせていただきます。
~ お食事プラン ~
顔合せ食事プランは、洋食和食共に1名様当り10,000円~
※プラン内容:お食事・個室料・消費税・サービス料10%含む
フランコイタリアン
- Antipasto
- さまざまな魚介のマリネ オルツォのサラダ
- Pasta
- フォアグラのポアレとローストアーモンド
オニオンのソース バベッティー - Pesce
- 旬の鮮魚のポワレと天使の海老のグリル
ラビゴットソース - Carne
- 和牛サーロインのタリアータ レフォールソース
- Deserte
- パティシエ特製オリジナルデザート
※写真はイメージです
※季節により内容は異なります
洋会席
- 前菜(冷)
- 季節の前菜5種盛り
- 前菜(温)
- フォアグラのグランとソテー ポルト酒の香り
- スープ
- マッシュルームとサルシッチャのスープ
- 魚
- 旬の鮮魚と赤座海老のポワレ ショロンソース
- お口直し
- グラニテ
- 肉
- 和牛フィレのグリル トリュフとマデラ酒のソース
- デザート
- パティシエ特製オリジナルデザート
※写真はイメージです
※季節により内容は異なります
着付・着物レンタル
様々なお色目の振り袖、留め袖のレンタルはもちろん、それにまつわる草履、バッグなどがレンタル可能。専属のスタッフが着付けからヘアメイクまで行います。